脚本:吉村清子 / 絵コンテ:水島精二 / 演出:小坂春女 / 作画監督:徳永さやか、嵩本 樹
兎角から突き付けられた予告票をみて、愕然とする晴。まるで揺るぎもしない兎角。晴の手が震え始め、ぐしゃりと予告票を半ば握り潰すようにしながら、泣きそうに叫ぶ晴。攻撃を避けながら逃げまどう中、背後の靄の中から伸びてきた手が、晴の手をぐっと掴んだ……。
○月×日
この日記も今日で最後。
長かったようで、短かった10年黒組。
兎角さんに守ってもらってきた晴。
その兎角さんに予告表を渡された晴。
でも晴が裏切ったから、あんな行動したわけじゃないってわかってるよ。
今まで10年黒組で、大変なことも沢山あったけど
クラスメイトのみんなに出会えたり、
もちろん兎角さんにも出会えたり、
自分についても色々考えさせられたり、
思い出がいっぱいです。
今日で日記が終わっちゃうのは寂しいけど、
またいつかこの日記を読み返して
みんなのことを思い出す日が来るといいな。
出席番号1番、東兎角さん。
2番、犬飼伊介さん。3番、神長香子さん。4番、桐ヶ谷柩さん。5番、剣持しえなさん。
6番、寒河江春紀さん。7番、首藤涼さん。8番、武智乙哉さん。9番、生田目千足さん。10番、走り鳰さん。
11番、英純恋子さん。12番、番場真昼・真夜さん。
13番、一ノ瀬晴さん。
みんなありがとう。
そして、今日全てが始まりました。晴と兎角さんの、すべてが^^