STORY

第八問「嘘つきの門番はどちら?」

脚本:吉村清子 / 絵コンテ:吉田泰三 / 演出:矢野孝典 / 作画監督:近藤瑠衣、山崎 愛、長山延好、藤原利恵

ミョウジョウ学園には、嵐が近づいていた。ひと気がなく、ガランとした校内や寮の部屋をみて晴は寂しさを漏らしていた。そんな晴をみて、兎角は、無事に生きて黒組を卒業することが夢なのだろうと問う。そんな晴は、俯きながらも、逆に兎角の夢は何なのか聞き返す……。

○月×日 クラスメイトが減っていくのは仕方ないってわかってるけど 最近ほんとに寂しくなっちゃいました。 ときどき晴と兎角さんだけになっちゃったみたい。 あ、でも今日はめずらしく大浴場で真夜ちゃんに会いました。 鳰や英さんは大浴場は使わないのかな? おっきいお風呂気持いいから、今度誘ってみようかな。 あと、今日は兎角さんに「生きて黒組を卒業するのが夢なんだろ?」って聞かれて。 なんだろう?もちろんそうなんだけど… 兎角さんは、どうなんだろう。 晴を守らなかったら、どんな願いがあったんだろう。 兎角さんは、黒組が終わったらどうするんだろう。。 気になって聞いたのにはぐらかされちゃった。 明日は台風だそうです。 なんだかもやもや。