脚本:吉村清子 / 絵コンテ:吉田泰三 / 演出:矢野孝典 / 作画監督:近藤瑠衣、山崎 愛、長山延好、藤原利恵
ミョウジョウ学園には、嵐が近づいていた。ひと気がなく、ガランとした校内や寮の部屋をみて晴は寂しさを漏らしていた。そんな晴をみて、兎角は、無事に生きて黒組を卒業することが夢なのだろうと問う。そんな晴は、俯きながらも、逆に兎角の夢は何なのか聞き返す……。
○月×日
クラスメイトが減っていくのは仕方ないってわかってるけど
最近ほんとに寂しくなっちゃいました。
ときどき晴と兎角さんだけになっちゃったみたい。
あ、でも今日はめずらしく大浴場で真夜ちゃんに会いました。
鳰や英さんは大浴場は使わないのかな?
おっきいお風呂気持いいから、今度誘ってみようかな。
あと、今日は兎角さんに「生きて黒組を卒業するのが夢なんだろ?」って聞かれて。
なんだろう?もちろんそうなんだけど…
兎角さんは、どうなんだろう。
晴を守らなかったら、どんな願いがあったんだろう。
兎角さんは、黒組が終わったらどうするんだろう。。
気になって聞いたのにはぐらかされちゃった。
明日は台風だそうです。
なんだかもやもや。