STORY

第九問「胸の中にいるのは?(追試)」

脚本:吉村清子 / 絵コンテ:稲垣隆行 / 演出:中山敦史 / 作画監督:荒川理恵、都竹隆治、岡本圭一郎、諸石康太

窓の外では激しく風が吹き荒れる中、兎角と伊介は対峙していた。

晴の安否を心配するも、伊介に阻まれる兎角。一方は、晴は、番場に追い詰められていた。

番馬にハンマーを振り下ろされたところを間一髪でよけながらも、逃げ惑う晴。兎角は晴のもとに向かうべく、伊介にナイフを向ける。

○月×日 ふぅ、今日はなんだかどっと疲れちゃいました。 兎角さんにもう会えないって思うことが こんなにつらいんだなぁって。 いつも一緒にいて いつも怒ってくれて いつも心配してくれて いつも危ないときは守ってくれる兎角さんだけど、 今日は「晴のおかげだ。」って笑ってくれました。 私たちは呪われてるんじゃなくて、 守られてるんだ。 晴は笑わなくちゃ。