結界が作動した神殿の中で、ついに勢ぞろいした六花の勇者。 しかし、そこに集った人数は七人――つまり、誰かひとりが偽者ということになる。 結界を解除する方法がわからず、誰も外には出られないという最悪の状況で、 周囲からの疑いの目は六花殺しであるフレミーに集まっていく。 しばしの沈黙の後、フレミーは自らの素性について語り始めた。